2017/01/30 山

朝、夫が初めて次女を幼稚園バスへの送り出しをした。長女から合わせて4年半、初めてのこと。夫も努力して関わろうとしてくれている、そして午前中だけの出勤に会社の方でも都合をつけてくれたみたいで、ありがたい。夫の出社。それから母に次女が行く予定の歯医者への道を実際に歩きながら教えるも、帰り道に「タクシーで行くわ」だって。教えた意味とは。1月初旬にプリントしてそれぞれの親に送るつもりだった娘たちの写真をファイルに入れる。どれも笑顔の娘たち。ゆっくりでもいいからまたいろんな所へ行って笑顔になってほしい。

前日とほぼ同じスケジュールで面会の前半が私。後半が夫と言う感じ。行く途中に “本を開いたまま立てかけておけるブックスタンド” と6色ボールペンとスケッチブックなど。ペンも、蓋のない片手で使いやすいもの。こうやって商品を見ると片手で使いやすい、両手でしか使えない、そんな風に分けられることが分かる。

病院の部屋につくとスティッチを見ている長女。ペンとスケッチブックを渡すと早速色々なものを書き出した。いきなり描いたのはラーメン。食べたいんだな…スティッチ描いてーとか、ベイマックスが描きやすいとか。おやつはゼリー。これまでふわふわ系だったから予想と違ったみたいでちょっと不満だったようだけど隅々まで食べる。

途中でHCU(高度治療室)の先生が来て17:30位から他の色んな先生と集まってお話しがしたいとのこと。わかりましたと答えると「ま、具体的には手術をどうするかとか…」長女の前で話し出す。おいおい。長女「手術って?手術するの…?」先生「ん?しないよー全然しないよー大丈夫だよ〜」(私に向かって「こちらでする話じゃなかったですね」だって。

ここに移った際に看護師さんに言っておいた「本人は体の仕組みとか脳のこととか情報番組などを見てよく知っているので、病状について本人の前ではっきり脳とか心臓とか手術とかいうワードは今は使わないでください」って言った事、全然共有されてないじゃないか。おいおい。

16時に面会が終わるので「また1時間後にね、お父さんも来るからね」「“また1時間後”って聞き飽きたよ」だそう。そりゃそうだな。1階に降りるとノートPCと電話で仕事している夫。

17時に二人で行くと「天空の城ラピュタ」を見ている長女。夫と長女がスティッチのぬいぐるみを使って遊んでキャッキャ笑い合う。

17:30、HCU、脳神経外科、神経内科、循環器科、大人の方の心臓血管外科など関わってくれている先生が集まって話。現状の総意として、脳梗塞が起こって1ヶ月は脳出血が起こったり梗塞の範囲が広がる可能性があるので足の動脈の手術は行わない事にします。と。この1ヶ月は血圧の変化などで、より悪くなる可能性について延々と聞かされる。梗塞が起こって一週間の今が一番そう言う危ない時期だとか。循環器科では心臓に塊ができた原因はまだ探っているとのこと。心臓血管科は麻痺のある方の足は塊が詰まって半分の血圧しかない。時間が経ったら塊がくっついて取れなくなる。けどそれは後でバイパス手術をしたりそう言うことは検討できる。とのこと。

全体で先生に質問、今の段階でマッサージとかして大丈夫かどうか?マッサージ程度なら問題ないそう。

話が終わって長女に会う。今が一番危ない時期だと言うことを感じさせないおしゃべり。心から不安になって、バイバイする時に何度も手を握ってしまう。

家に帰る途中、夫からショートメールで脳神経外科の先生が長女の目の前で脳の悪化の可能性について喋ったそう。どう言うこっちゃ、おい。デリカシーっちゅうもん無いのか。悪気はないんだろうけど本人の目の前で言わないでほしい。本当に腹がたつ。さらにスマホで脳梗塞後の脳出血の確率についてどこかに出ているかと調べたりしていると、大人では30%くらい…なってしまったら予後はかなり悪い…多分ずっと息止めてたのかもしれない。バスの中で胸の真ん中の奥が締め付けられるような物理的な痛み。結構な痛みが10分くらい続く。ここで私に何か起こったらマジでシャレにならない。深呼吸を繰り返す。バスがついて歩く最中もゆっくり歩く。一番しっかりしなきゃいけない時にこんなザマ。

帰ると母と次女はうまくやっていたようだが、お風呂は私とでないと入らない次女。それこそ今私も血圧が上がったらやばそうなので次女だけ湯船、私はシャワー。寝かしつけの時、次女に、明日も今日とおんなじ感じだよ。朝お父さんとバス行ってね、帰りはばあばがお迎えだよ。お父さん次女ちゃんとバス行きたいな、だって。お母さんはお姉ちゃんのところに行ってくるからね、と。

夫が帰ってきてお姉ちゃんを入院中にいかに楽しませるかと、帰ってきた時の部屋をどうするか、など喋ってくる。夫は強い。“私は今のことで精一杯で別のことする余裕がない。”そう言うことを言っていると自然と涙が出てきた。夫「歩くのに支障があったっていかに楽しく生きていくかが大事なんだから」…言っていることは重々分かっている。分かっているけど今私には一つのことしかできる余裕がない。話をすることすらしんどい。倒れるように寝る。夜中起きて携帯の音量がちゃんと最大か何度も確かめる。

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